いつもより少し早めに起床して朝活に取り組むことで、日々の生活が充実し毎日に良い変化が訪れます。生活リズムが整うことで健康になる、脳のゴールデンタイムを活用できるなど、朝活のメリットは多くあり、自己研鑽や趣味などやりたいことがある人は朝活で取り組むのもいいでしょう。この記事を読めば、朝活のメリットや行いたいアクションが分かり、朝の時間を充実させる方法を知るヒントになるはずです。そもそも朝活とは?起床後から職場や学校に向かう前の時間を利用し、自己研鑽や啓発、ストレス解消、一日を充実させるためにおこなわれる活動のことを「朝活」といいます。仕事や学校から帰ってきても、好きなことや自己成長に使える時間がない、疲労を感じて活動する気にならないと感じる人は多いのではないでしょうか。少し早く起きてまとまった時間を作り出せば、今までやりたかったことや、挑戦したかったことに取り組めるでしょう。朝活がもたらしてくれるメリット朝活を行うことで、脳がさえている状態で活動できる、時間を有効活用できるという能率面でのメリットがあるほか、心身ともに健康になり、ゆとりを持てるという側面もあります。生産性を高めたい人も、あるいは心に余裕を持ちゆっくりとした時間を過ごしたいという人も朝活を実践すると良いでしょう。【メリット①】時間を有効活用できる朝早く起きることで、まとまった時間を捻出でき、やりたいことを存分にできます。平等に与えられた時間に何をするかは個人の自由ですが、朝活なら日々を無駄にしていないという意識や充実感を感じることもできるでしょう。また、朝の時間に自分のやりたい趣味などをあえてゆっくりと時間をかけて楽しむのも贅沢な時間となります。【メリット②】健康になる朝活は心身ともに健康になる効果があります。まず、必然的に早起きするために就寝時刻が早くなるので生活リズムが整いやすいです。また、朝早く起きることで体内時計がリセットされ、夜に自然な眠りを感じるようになるはずです。睡眠時刻が整えられ、規則正しい生活へとつながるのです。(※1)毎日を健康的に過ごせれば、さまざまなことに意欲を持ちながら充実した日々を過ごせるでしょう。【メリット③】脳のゴールデンタイムを活用できる起床してからの2〜3時間は最も集中力を発揮できる時間帯であり、脳のゴールデンタイムと呼ばれています。脳がさえているこの時間を、勉強や読書などのインプットに充てることで、内容の理解も夜する場合と比べて能率が格段に上がるでしょう。【メリット④】日光を浴びることができる朝に日光を浴びることで、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」という物質が分泌されます。感情や気分を操作する脳内の神経伝達物質であり、分泌されると脳の興奮を抑えてリラックスした気持ちを感じます。(※2)また、朝に日光を浴びることで、体内時計をリセットする働きもあり、生活のリズムを整えて、生き生きと過ごすために欠かせないものです。【メリット⑤】自己肯定感の向上につながる朝活をすると、自己研鑽や健康活動をしているという事実が自信に結びつき、自己肯定感の向上につながります。自己重要感が大きくなれば、毎日をさらに意欲的に過ごせたり、さまざまな取り組みに対してのモチベーションが強くなったりするでしょう。また、朝活が継続できれば活動で得た自己成長や達成感を感じられるため、その事実が原動力となりさらに良い結果に導いてくれるはずです。あなたにオススメの朝活アクションカタログ自己研鑽や趣味、健康維持などに関するおすすめのアクションを7つご紹介します。気軽に取り入れられそうな項目から始めてみてください。【アクション①】読書朝の時間帯は脳のゴールデンタイムであるために、読書をおこなうと内容がインプットしやすくなるとともに、リフレッシュ効果もあります。イギリスのサセックス大学の研究で、静かな場所で6分間の読書をおこなうだけで、すぐにストレスレベルが下がることが分かったそうです。(※3)言語情報が脳内に入ることによって、不安を感じる脳の部位の働きが抑制されます。(※4)自然豊かな公園やカフェで本を開けば、日光に当たることもでき、さらにリラックス効果があるでしょう。【アクション②】勉強取得したい資格や興味を深めたい分野について、参考書を購入して理解を深めたり、セミナーに参加したりすることも可能です。朝は集中力が高く脳機能がさえている状態であるため、インプットを中心に内容を理解したり、整理したりすることに向いているといいます。(※5)参考書の内容を読んで、難しい概念を理解したり覚えた内容を紙に書いて整理したりすると良いでしょう。また、朝活のオンラインサロンを利用すれば、仲間とともにモチベーションを高く保ったまま、意欲的に勉強に取り組めるでしょう。【アクション③】ヨガ朝にヨガをすることで、身体が温まり、自律神経が整えられる効果があります。起床直後は、自律神経が下がり副交感神経が優位になっていますが、朝にヨガを取り入れることで、交感神経の切り替えを促します。頭がさえて集中力が増し、活力が湧いてくるのを感じるでしょう。【アクション④】ウォーキング・ランニング外に出て日光を浴びながらウォーキングやランニングを行えば、セロトニンを分泌しながら健康を維持でき、爽やかな一日のスタートを切ることができます。朝に運動すると、睡眠の質を高めるという研究結果もあります。(※6)ぐっすり眠ることができれば、一日のなかで溜まった疲れを取ることができ、翌日の目覚めが良くなるでしょう。【アクション⑤】副業通勤する前の朝の時間に副業をすれば、作業がはかどるでしょう。仕事から帰宅すると、体力的に疲れて脳が働かないために、副業に取り掛かっても集中力が続かず、作業が進まない…なんてことも。朝に早起きして取り組めば、夜に行うと時間がかかっていた作業がすぐに片付いてしまうことを実感できるはずです。【アクション⑥】趣味平日にまとまった時間が取れず、大好きな趣味に没頭できないという人にも朝活はオススメです。一人で取り組める趣味には、楽器演奏、ガーデニング、アクセサリー制作や、ゴルフ、サーフィンなどといったスポーツもあるでしょう。また、友人や知り合いを誘って複数人で取り組むと、朝活が習慣化しやすいです。なぜならあらかじめ他の人と一緒にやる約束をしておくことで、それを守ろうという意識が働くからです。複数人でできる趣味には、テニスやバスケットボール、野球などのスポーツや、勉強会や交流会などいった活動など多岐に渡ります。【アクション⑦】瞑想朝の時間にあえて何もせず、ただ呼吸に集中する瞑想時間を作ることにより、落ち着いた気持ちで一日のスタートを切ることができます。瞑想には、脳疲労の低減、免疫力や感情調整力の向上、自己認識の変化、免疫機能の改善など実にさまざまな効果があります。(※7)夜にまとまった時間が取れない人は、ゆっくりと自分を見つめる時間を意識的に朝に作ることで、自然とその後の一日も心にゆとりを持ちながら過ごせます。目的に応じて朝活を始めよう朝活は、自己研鑽や趣味などに幅広く有効活用できるため、紹介したアクションを参考に取り入れられそうな項目から始めてみましょう。読書や勉強で自己啓発に励んだり、ヨガやウォーキング・ランニングの運動や趣味をおこなったりするなど、自分の好きなことに思いきり時間をあててみてください。まずは、自分が日々時間がなくてできていないことや、達成したい夢や目標を書き出してみることから始めましょう。参考書籍・サイト読んだら忘れない読書術今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の1日」を作り出す世界のエリートがやっている 最高の休息法 ※1 e-ヘルスネット(厚生労働省)「快眠と生活習慣」※2 e-ヘルスネット(厚生労働省)「セロトニン」、総合南東北病院「心の安定 セロトニンを増やす方法」※3 樺沢紫苑『読んだら忘れない読書術』,サンマーク出版,2015年4月,49ページ※4 樺沢紫苑『読んだら忘れない読書術』,サンマーク出版,2015年4月,48ページ※5 樺沢紫苑『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の1日」を作り出す』,KADOKAWA,2021年7月,257ページ※6 樺沢紫苑『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に「最高の1日」を作り出す』,KADOKAWA,2021年7月,297ページ※7 久賀谷亮『世界のエリートがやっている 最高の休息法 』,ダイアモンド社,2016年7月,48.49ページ