こちらの記事では、WebデザインツールFigmaの中にある「FigJam(フィグジャム)」というプロダクトの料金プランについて解説しています。有料プランはいくら?無料でどこまで利用できるの?といった疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてください。FigJamとは料金体系はともかく、そもそも FigJamとは何か?Figmaと何が違うのか?といった基本的なことを知りたい!という方はぜひこちらの記事を参考にしてください。%3Cdiv%20class%3D%22iframely-embed%22%3E%3Cdiv%20class%3D%22iframely-responsive%22%20style%3D%22height%3A%20140px%3B%20padding-bottom%3A%200%3B%22%3E%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Fdesign.caroa.jp%2Farticle%2F-bH2TB6na3awg2%22%20data-iframely-url%3D%22%2F%2Fcdn.iframe.ly%2Fapi%2Fiframe%3Furl%3Dhttps%253A%252F%252Fdesign.caroa.jp%252Farticle%252F-bH2TB6na3awg2%26amp%3Bkey%3De5be894d7ea381e2eda2216e6d6fe012%22%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%3C%2Fdiv%3E%3Cscript%20async%3D%22%22%20src%3D%22%2F%2Fcdn.iframe.ly%2Fembed.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E料金に関する注意事項:Figmaには、Figma designとFigJamの2つのプロダクトがあります。それぞれの製品は、別々の価格設定になっていますが、同じ請求書で両方の製品に対して請求が行われます。請求金額は、各製品のEditor(編集者)シート数によって決定されます。Editor(編集者)シートには、チームや組織でEditor(編集者)の役割を持つ人が含まれます。人々は、Figma designとFigJamの両方でエディターを担うことができ、1つの製品だけでエディターを担うこともできます。各エディターシートの価格は、プランによって変わります。プランは、Figma と FigJamの両方の製品に適用されます。つまり、各製品に異なるプランを設定することはできません。用語定義この記事で使用している用語を簡単に説明します。チーム:チームは、ファイルやプロジェクトを作成するための環境を提供します。チームを使用して、他の人と協力したり、自分の作業を構成および整理したりできます。組織:組織は、チーム間で情報を共有する必要のある、ベンチャーまたは大企業向けです。プラン:チームまたは組織を作成するときに必ず「プラン」を選択します。それらの計画は毎月の請求料金に関わってきます。サブスクリプション:サブスクリプションは、Figmaの支払い方法です。サブスクリプションが必要になるのは、Figmaの有料プラン(Professional、Organization、Enterprise)のいずれかにサインアップした場合のみです。サブスクリプションは月次または年次のスケジュールで自動更新され、いつでもキャンセルできます。請求:サブスクリプションの支払いを収集および管理する一般的なプロセスを説明するために使用されます。アカウントの[請求]タブでは、サブスクリプションと請求書を表示および管理できます。請求の詳細、請求日、請求連絡先などの設定にも請求が表示されます。注: Figmaのすべての請求書は$USDです。請求書は現在$USDでのみ支払われます。製品およびドキュメントの合計と残高への参照も$USDです。FigJamの料金プランは5つFigJamには現在、3つのチームプラン(Starter、Education、Professional)と2つの組織プラン(Organization、Enterprise)があります。チームプランこれら3つの主な違いは使える機能の差にあります。下記に、それぞれの違いと補足を説明します。Starter(無料)Starterプランは無料で利用できます。Starterプランのファイルには、無制限にViewer(閲覧者)とEditor(編集者)を招待することができます。作成できるファイル数やアクセスできる機能には制限がありますが、個人で利用するには充分なプランです。主な機能として以下が挙げられます1 : 個人ファイルは無制限で利用可能2 : 3つのFigmaデザインファイルとFigjamファイルが使用可能Starterプランの場合、FigJamのファイルには3ファイルまでの制限が適用されます。これは、各チームでFigJamとFigmaのデザインファイル(それぞれ3ページずつ)を3つまで持つことができるということです。3 : 何人でもコラボレーション可能個人ファイルに、何人でもco-editor(共同編集者)・Viewer(閲覧者)を招待することが可能です。ファイル右上の「Share」を押して招待リンクを送ることができます。4 : プラグインとテンプレートの使用可能プラグインは、CSVを付箋のグリッドに変えたり、付箋にタグを追加してまとめる作業を容易にするなど、個々のワークフローを自動化するのに非常に強力なものです。また、ブレインストーミング用やステークホルダーマップなど種類豊富なテンプレートも揃えてあり、Starterプランでも使用することができます。5 : モバイルアプリに対応FigJamは「Figma and FigJam」というアプリでお手持ちのスマートフォン・iPadからもお使いいただけます。(iOSのみ)ProfessionalProfessional プランは、次のような用途に最適です。チーム内でのスタイルやコンポーネント ライブラリの作成と共有少数のデザイナーで構成されるチーム複数のプロジェクトで作業を整理したいチームProfessionalチームは、スターター・プランの制限を取り除き、より多くのFigJamの機能を利用することができます。主な機能は以下の通りです。1:Figjamファイルが無制限で使用可能Starterプランでは3つまでとされていたFigJam共有ファイルが、無制限で使用できます。2:オープンセッション機能が使えるオープンセッションでは、一時的に誰かを招待して、FigJamファイルを編集および操作できます。これには、Figmaアカウントを持たないViewer(閲覧者)とVisitor(訪問者)も含まれます。3:共有と権限Professionalチームでは、チームの権限によって、メンバーが実行できるチームレベルのアクションが決まります。すべてのチームには表示、編集、管理、および1人のチームオーナーという同じチーム権限があります。誰かがFigJamまたはFigmaデザインファイルを編集できるかどうかは、その製品での役割によって異なります。役割はチームレベルで設定されます。Professionalチームには、Viewer(閲覧者)、Viewer制限、およびEditor(編集者)の3つの役割があります。詳しくはこちらを参照してください。4:チームライブラリチームの設定でチームライブラリを管理することができます。チームライブラリの管理・アクセス方法はこちらから参照してください。5:音声会話ができる音声を使用して、FigmaおよびFigJamファイルで他の共同編集者と直接ライブ会話を行うことができます。音声会話は次の用途に最適です。任意での会話とコラボレーションアイデアをすばやく説明することフィードバックのためのアイデアの提示カジュアルチャットとグループワーキングセッション別の共同編集者と同じページにアクセスする(注:オーディオは、Figmaのデスクトップアプリとブラウザで利用できます。モバイルデバイスやプレゼンテーションビューでは使用できません。)【サブスクリプション】(例)あなたのチームがProfessionalプランに所属しておりFigmaとFigJamを使う場合(年支払い)チームでFigmaデザインのEditor(編集者)シートに3人登録し、($12×3人=$36)+FigJamのEditor(編集者)シートに2人登録した場合($3×2人=$6) 計$42/月かかることになります。注:ProfessionalチームのFigmaのサブスクリプションの支払いは、クレジットカード(Stripe経由)のみとなります。数が多いため、Professionalプランチームの契約、フォーム、または発注書を処理することはできません。また、Professionalプランにアップグレードしたチームでのみ、有料機能にアクセスできます。Professionalプランのあるチームのエディターであっても、他のチームの有料機能にアクセスできるわけではありません。Professionalチームにアップグレードすると、サブスクリプションは、Figmaアカウント全体ではなく、その特定のチームに結びつきます。このため、アカウント内に他の無料・有料チームを持つことができます。Education学生や教育関係者は、Professionalチームの全機能を無料で利用することができます。これにより、どのような構造化された学習環境においても、学生や教育関係者がコラボレーションを行うことができるようになります。無料のEducationプランでチームを利用するには、学歴を確認する必要があります。教室や体系的な学習環境にいるすべての人のために設けられたプランです学生と教育関係者の両者とも使用可能学習、スキル開発、研究を目的とする機関にも適用可FigmaのデザインおよびFigJamのファイルへの無料アクセスEditor(編集者)は、共同作業を行う前に、電子メールアドレスと学歴を確認する必要があります。1つのチームに、有償のProfessionalメンバーと無償のEdibationメンバーを混在させることはできません。また、教育チームのメンバーは、Figmaの教育コミュニティ・グループに参加することができます。詳しくは、こちらをご覧ください。組織プラン組織プランには、OrganizationプランとEnterpriseプランの2つがあります。これらのプランは、上記で説明したチームプランのセットアップを超えるものです。個人のチームプランの代わりに、個人のアカウント全体に適用されるプランです。組織プランは、大規模なビジネス向けに設計された機能を備えています。組織内に必要な数のチームを作成し、チームやリソースへのアクセスを制御することができます。【組織プランのサブスクリプション】チームプランとは異なり、組織プランでは組織を全体としてFigmaから請求がきます。これにより、メンバーやゲストが複数のチームに貢献できる一方で、各人の支払いは一度だけになります。組織プランは、年間サブスクリプションで請求されます。サブスクリプションは、組織が必要とするFigmaデザインとFigJamエディターの合計数に基づいています。管理者は、年間更新時に購入したいEditor(編集者)シートの数を決めることができます。その後、四半期ごとに行われる更新手続きにより、追加でシートを購入することができます。注:Figmaでは、団体向けプランの割引は行っておりません。これには、慈善団体、非営利団体、研究または教育イニシアチブを持つ組織が含まれます。次に、1つずつプランを細かく見ていきます。OrganizationOrganizationプランは、以下のような場合に最適です。複数のチーム間でライブラリやリソースを共有したい企業より高度な管理・アクセス制御を必要とする企業Professionalプランの機能に加えて、Organizationプランには以下の機能があります。1:集約されたコンテンツ管理2:管理と請求先を一元化する各メンバーの支払いを一度に行うことが可能です。3 : プライベートでプラグインとウィジェットが使用可能4 : SSO(シングルサインオン)に対応シングルサインオン(SSO)を使用すると、ユーザーは1セットのログインを介して多くのアプリケーションまたはWebサイトにログインできます。SSOの使用を計画している場合は、Figmaで使用するすべてのドメインをIDプロバイダーに登録する必要があります。電子メールエイリアスはSSOでは機能しません。OneLogin、Okta、Azure Active DirectoryをIDプロバイダーとして使用してユーザーを認証およびプロビジョニングすることもできます。詳しくはこちらをご覧ください5 : 異なるアクセスレベル組織内のチームには、組織内のアクセスレベルがあります。これは、メンバーがチームを表示および参加する方法に影響を与えます。アクセスレベルには、 open、closed、secretの3つがあります。open:メンバーは承認なしでopenチームに参加できます。openチームに参加するすべての人は、デフォルトで権限を表示できます。closed:メンバーはclosedチームへの参加をリクエストする必要があります。このプロセスの一環として、アクセスを表示または編集できるようにリクエストできますsecret:secretチームはメンバーから隠されています。secretチームに参加するには、メンバーは既存のメンバーから招待される必要があります。6 : ドメインとドメインキャプチャ組織は、サブドメインを含む複数のドメインを持つことができます。組織管理者は、組織ドメインを追加または削除できます。ドメインキャプチャで、メンバー全員を追加したり、分散したチーム用に別の組織を作成することもできます。7 : アクティビティログこれを使用することで、メンバーの詳細な履歴を表示、確認することができます。8 : 組織ライブラリ組織全体のライブラリでデザインシステムを共有することができます。9 : チーム内および組織全体でフォントを共有組織は、組織ファイル全体で使用するカスタムフォントをアップロードできます。特定のチームにフォントをアップロードするか、組織にアップロードします。個々のユーザーのフォントを共有、インストール、または更新する必要はありません。これにより、ChromebookとLinuxのユーザーがカスタムフォントにアクセスできるようになります。10 : デザインファイルのブランチの作成とマージ要求の承認ブランチは、元のファイルを編集せずに、設計、プロトタイプ、およびライブラリへの変更を調査できるようにする制御された環境です。レビューのためにブランチを送信し、承認されたら、変更をマージしてファイルに適用できます。11 : 役割とアカウントタイプによる高度なプライバシー設定FigmaはSOC2TypeII監査を完了しました。SOC2は、米国のソフトウェア会社のセキュリティコンプライアンス標準です。そのガイドラインとポリシーは、Figmaなどの企業が顧客データを保護するのに役立ちます。12 : 24時間365日優先的に対応してもらえるメールサポートEnterprise組織向けに、Enterpriseというプランが新しく登場しました。このプランでは、組織が設計プロセスに参加するすべてのグループをサポートするために必要な構造や、コントロールしやすい機能設計、高度なセキュリティ、およびサポートを提供するプランです。Enterpriseプランは、以下のような場合に最適です。複数のブランド、製品、または事業体を持つ企業異なる地域で事業を展開する企業ゲストに対する高度なアクセス制御が必要な企業Oganizationプランの機能に加えて、Enterpriseプランには以下の機能があります。1 : チーム、人、リソースのグループを管理するためのワークスペース組織内のさまざまなチーム、部門、コストセンター、またはビジネスユニットのワークスペースを作成できます。2 : ワークスペース管理者によるメンバーの課金・アクセス管理ワークスペース管理者は、組織管理者より易しいレベルのアクセス権を持っています。3 : 新規メンバーやゲストに対するデフォルトの役割設定エンタープライズプランでは、組織の管理者は、組織に参加するすべてのユーザーにデフォルトの役割を設定できます。4 : ゲストのアクセスを制限または防止する機能を含む、高度なゲストアクセスコントロールゲストメンバーシップ設定を使用すると、組織は、既存のメンバーとゲストが組織のファイル、プロジェクト、およびチームを外部ユーザーと共有できるかどうかを判断できます。5 : SCIM を使用したメンバーロールのプロビジョニング組織の管理者は、SCIMを介して役割を管理することができます。FigJam単体のEnterpriseプランは月額$5です。詳しい機能の比較 一覧FigJamの料金プラン|まとめFigJamの料金プランについて解説しましたが、いかがだったでしょうか?無料でも多くの機能を利用できますので、個人で使用する分には無料プランでも充分使いこなせると思います。企業で利用する場合は、チームの規模に合わせて有料プランに変更することをおすすめします。