先日、STUDIOの料金プランの内容が変わると発表がありました。https://blog.studio.design/ja/posts/plan-renewal-2022特に無料プラン(Free)の仕様が大きく変わったので、どのような変更があるのかを従来のプランと比較しながら紹介します。STUDIOの料金プラン変更を3点で簡単にまとめると以下の通りです。無料プランでできることが増えた!CMSを活用しているサイトの大半の方は、料金が安くなった!大規模サイトを運用されている方は、料金が高くなった!STUDIOの旧料金プラン(〜2022/2/28)従来料金プランでは、FREE、BASIC、PROの3種類がありました。FREEE料金:無料対象:個人、小規模プロジェクト向けBASIC料金:有料(月980円) 対象:独自ドメインで公開したい方向けPRO料金:有料(月2,480円) 対象:中大規模プロジェクト、5より多くの記事を公開するようなサイト、メディアの方向け※料金は年払いの場合です。月払いにすると変わります。FREEとBASICの違いは主に「独自ドメインを使用して公開するかどうか」です。BASICとPROの違いは主に「5記事より多く記事モデルのアイテムを公開するかどうか」です。STUDIO CMSや、記事モデルについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。STUDIOの新料金プラン(2022/3/1 〜)引用元:公式ブログFREEE料金:無料対象:個人、小規模プロジェクト向けStarter料金:有料(月980円) 対象:小規模プロジェクト(月間5万PV以内)、独自ドメインで公開したい方向けCMS料金:有料(月1,980円) 対象:小中規模プロジェクト(月間10万PV以内)、CMSを使って独自ドメインで公開したい方向けBusiness料金:有料(月4,980円) 対象:大規模プロジェクト(月間10万PVより多い)プランは3プランから、4プランに変更になり「月間PV上限」「CMSアイテム数」が大きく変更になりました。それぞれの注意点を紹介いたします。PV数についてPV上限を設ける理由今回新しくSTUDIOの料金プランに「月間PV上限」が追加された理由を公式ブログでは以下のように説明されています。2021年12月時点で公開Webサイト数は3.5万件を超えており、トラフィックの大きいWebサイトも増加しています。STUDIOを信頼し、大切なWebサイトをおまかせいただいていること、大変光栄に思っております。一方STUDIOはサービスの特性上、各WebサイトのPVや接続数に比例してサーバー費用が増加する構造となっており、これまではこれらに係るコストを弊社側で吸収しておりましたが、アクセス規模の大きなWebサイトでの利用が増加を続けるこのタイミングで、より公平で持続可能な料金体系を目指した見直しを行い、プラン内容に月間PV数の上限値を設定させていただくことといたしました。引用:公式ブログSTUDIOが持続的なプロダクトになるために必要な判断ということですね。PVが超過した場合気になるのは、サイトのPV数が上限を超えてしまった場合です。公式ブログでは、以下のように説明されています。即座にWebサイトが閲覧できなくなることはありません。ただし、1ヶ月に渡って月間PV数を大幅に超過し続けた場合は弊社よりご連絡の上、順次停止の措置を実施いたします。閲覧制限がかけられるというような対処はすぐにはされないようですが、長期間放置してしまった場合は、停止の可能性があるようです。PV数にはご注意ください。CMSのアイテム数について従来のプランでは、「記事モデルのアイテム数」が課金の判断軸でした。それが、新プランでは「全モデルのアイテム数」に変更になりました。CMSのアイテムを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。記事以外でも、タグやライター、カテゴリなどCMSを使ったアイテム全てがカウントの対象となるので、旧プランを使っている方は要注意です!無料プラン(FREEプラン)でできること旧プランの制約・機能CMSは5記事まで公開できるFormは100件まで閲覧できるドメインはSTUDIOのサブドメインでの公開ページの非公開機能はなし左下にSTUDIOバナー表示プランの変更点この中のCMSの記事数の上限が「5記事まで」だったのが「1000アイテムまで」に拡張されました。また、月間のPVの上限として「10,000PV」が加わりました。新プランの制約・機能CMSの記事が5記事まで公開できる CMSは1,000アイテムまで公開できるFormは100件まで閲覧できるドメインはSTUDIOのサブドメインでの公開ページの非公開機能はなし左下にSTUDIOバナー表示[new]月間10,000PV以内無料プランがおすすめな人とにかくお金をかけたくない方独自ドメインは不要な方月間10,000PV以内の小規模サイトな方Google AnalyticsやGoogle Tag Managerなど外部ツールとの連携が不要な方Starterプラン(有料プラン)について旧プランだとBASICプランと同料金なプランです。BASICプランでは、以下の制約、機能がありました。旧プランの制約・機能CMSの記事が5記事まで公開できるFormは1,000件まで閲覧できる独自ドメイン公開できるページ非公開機能あり左下のSTUDIOバナー非表示独自ドメインを使用するのに1番安いプランのため、1番多くの方が使用されていたプランです。プランの変更点今回のリニューアルで「CMSの記事が5記事まで」が撤廃され、一切CMSが使えなくなりました。また、月間のPVの上限として「50,000PV」が加わりました。新プランの制約・機能CMSの記事が5記事まで公開できる CMS機能は使用不可Formは1,000件まで閲覧できる独自ドメイン公開できるページ非公開機能あり左下のSTUDIOバナー非表示[new]月間50,000PV以内Starterプランがおすすめな人独自ドメインを使いたいが、CMSは不要な方月間50,000PV以内の小規模サイトな方Google AnalyticsやGoogle Tag Managerなど外部ツールとの連携が必要な方ページごとの非公開機能を使いたい方CMSプランについて旧プランだとPROプランと近しい内容のプランになりますが、料金が2,480円から1,980円(年払い)になっています。旧プラン(PROプラン)の制約・機能CMSの記事が1,000記事まで公開できるFormは1,000件まで閲覧できるBASICプランの全機能優先サポートCMSの記事を多く公開するようなメディアサイトなどは基本的にこのプランを使用されていました。プランの変更点今回のリニューアルで、CMSのカウントが「記事」から「アイテム」に変更され、優先サポートが撤廃されました。また、月間のPVの上限として「100,000PV」が加わりました。新プランの制約・機能CMSの記事が1,000記事 アイテムまで公開できるFormは1,000件 10,000件まで閲覧できるBASIC Starterプランの全機能優先サポート[new]月間100,000PV以内月額2,480 1,980円CMSプランがおすすめな人独自ドメインを使い、CMSが必要な方月間100,000PV以内の中小規模サイトな方Google AnalyticsやGoogle Tag Managerなど外部ツールとの連携が必要な方ページごとの非公開機能を使いたい方独自ドメイン + CMSではこのプランが最低料金となりました。今まで1,000円以下という安すぎる料金帯でやってきた人にとっては少し高くなった印象です。ただ、その代わりにCMSの記事の上限が緩和されました。メディアなどで記事が多く必要で、PROプランを使っていた方にとっては安くなりました。ある程度のWebサイトでは、CMSの機能はほぼ必須なので、今後はこのCMSプランを使用することが多いかと思います。BusinessプランについてCMSプランの最上位プランで、月額4,980円のプランです。CMSプランとの違いは以下の通りです。優先サポートありCMSアイテム公開数が10,000件月間PV数が1,000,000CMSライター権限CMSプランがおすすめな人大規模なサイトを運用される方旧プランで契約中の方2022年2月までに契約されている方は2023年2月末まで移行期間とされていて、旧プランのまま使用できるようです。プランページで以下のようなメッセージが表示されます。(PROプランの場合)ちなみに、無料プランは2022年3月1日に自動で切り替えられるそうなので、対応は必要ありません。STUDIOのこれからの進化に期待プラン改定により、STUDIOが目指していることが明確になりました。それと同時に、CMSのアップデートもあり、これからのSTUDIOの進化に期待です。